社員一人一人の特性に見合った仕事の与え方について
再び考えていきたいと思います。
前々回は
障がい者を多数雇用している企業から
ヒントを見出していきました。
ちなみに読者の方々からは
「仕事の指示の出し方に関して
大きな気付きが得られました」
という反響を多くいただきました。
中には、
「記事をコピーして
朝礼で社員全員に配りました」
という方も。
本当に嬉しい限りです。
さて、今回は
高齢者を多数雇用している企業から
ヒントを見出していきたいと思います。
高齢者雇用と言えば
以前(2019年6月10日の記事)もご紹介した
静岡県磐田市のコーケン工業株式会社さん。
従業員290名中、
60歳以上の高齢者が29.3%、
中には90代の方もいらっしゃるという
驚きの企業です。
村松久範会長はこのようにおっしゃっています。
「うちでは専門の技術がなくても
やれることはたくさんありますから、
何をしてもらうかは
後からゆっくり考えればいいのです。」
これは決して、
無駄な仕事を作るわけではありません。
課題山積の中小企業では
やるべきことはたくさんあるのです。
生産や販売などの実務以外でも、
・職場環境の改善
・社内のコミュニケーションの改善
・新人の教育・育成
などなど、
取り組みたいけれども取り組めていないこと、
身近にもたくさんありますよね。
その人の適性に応じて
得意そうな仕事に当たってもらい、
力を発揮してもらうとともに
会社の課題解決も実現していく。
そうすることで
人も会社もどんどん成長していくわけです。
人手不足で「そんな余裕はない!」
という場合でも、
例えば、週に一度、
半日だけでも時間を確保してあげて
その人が輝く仕事に当たってもらいましょう。
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