最近、
事業承継の直後や
事業承継を間近に控えた企業を
ご支援する機会が増えています。
事業承継の難しいところは、
新社長と社員の関係構築です。
特に先代の求心力が強いほど
社員は先代との関係性が強く、
新社長は社員との関係構築に
苦労することとなります。
ここで必要な関係性は、
単に人としての信頼関係や
日常的なコミュニケーションなどに表れる
人間関係だけではありません。
新社長が社員に
“経営者として”
認められなければなりません。
そのために新社長に求められることは
まずビジョンを示すことです。
「このような会社づくりをしていきたい」
「このような成果を目指していきたい」
といったビジョンです。
誰でも言えそうな
ありきたりなビジョンでは
不十分です。
“認められる”
域に達しません。
先代を上回る強さの
インパクトを与えねばなりません。
ではどうしたらそのような
インパクトを与えられるでしょうか。
その答えは、
「壮大な夢を語ること」
です。
「こいつは馬鹿じゃないか」
と思われるくらい、
大きな夢を語りましょう。
その後で、
「この人だったら、もしかしたら
本当に実現できてしまうかもしれない」
と思わせることができれば
占めたものです。
「馬鹿かもしれないが、面白そうだ」
「一緒に乗っかってやろう」
といった感じで賛同者が増えていきます。
事業承継のタイミングに限ったことでは
ありません。
自分に求心力が足りないと
感じている方は、
是非、壮大な夢を語ってみてください。
一度や二度だけでなく、
実現するまで何度でも
語り続けることが大事です。
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