人間、不思議なもので、何かに対して
「いいな」と思うと、無意識のうちに長所探しを始めます。
逆に「ダメだな」と思うと、短所ばかりが目に付くようになります。
「恋は盲目」「あばたもえくぼ」とは前者を表す好例ですね。
従業員を抱える経営者として、
絶対にやってはいけないのが
従業員に対して「ダメ」のレッテルを貼ってしまうこと。
一度「ダメ」のレッテルを貼ってしまうと
以後その人の長所は見えなくなってしまいます。
親が子を信じるように、
経営者は従業員全員を
「ダイヤの原石」だと信じること、
全従業員の「絶対的な味方」の視点で接すること
が大事です。
そうすれば、一見マイナスに見えることも
プラスの視点で見ることができるようになります。
例えば、
「大雑把」→「細かいことに囚われない」
「仕事が遅い」→「仕事が丁寧・慎重」
「集中力がない」→「いろんなことに気が回る」
「言っても聞かない」→「自分の考えを持っている」
といった具合です。
「うちは従業員のレベルが低くて…」
業績不振の会社経営者からよく聞く言葉です。
「ダイヤの原石」を磨き、輝かせるための
仕組みや環境を整えていくのは経営者の務め。
まずは従業員の成長の可能性を信じることから
始めましょう。
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