『鬼滅の刃』の人気が
再燃していますね。
このマンガが
人々の共感を呼ぶのは
なぜでしょうか。
一つの特徴として、
敵・味方を問わず
登場人物一人一人の過去を
開示していることが
挙げられます。
敵である鬼でさえも
死ぬ間際には
走馬灯のようにして
過去が振り返られ、
鬼になった理由などが
明かされるのです。
「そりゃあ鬼にもなるよね」
と同情を引き
敵ながら憎むに憎めない存在となって
散っていきます。
(中には同情の余地もない敵もいますが…)
そのようにして
一人一人のストーリーを
見せることによって
多くの人の心に刺さるのでしょう。
私たちは皆、
一人一人異なる人生を歩んでいます。
それゆえ、
一人一人まったく異なる
思考回路を持ち、
行動特性も異なります。
培ってきた能力にも
差がありますし、
そもそもの生まれ持った
資質も異なります。
従業員が何か失敗したとき、
「普通はこうするやろ」
「普通はこう考えるやろ」
と従業員を貶す経営者や役職者を
よく見ますが、
「普通」などというものは
存在しないのです。
その人の過去の経験から
勝手に作り上げた
「自分基準」
でしかないのです。
従業員が何か失敗したとき、
再発防止を図るためには
・なぜそのように行動したのか
・なぜそのように考えたのか
を理解することが大事です。
大抵は、
本人の行動特性や思考回路が
関係しています。
失敗したときにしつこく聞くと
本人にとっては追及されているように
感じますので、
従業員の行動特性や思考回路は
普段からよく把握しておくことが
大事です。
一人一人のストーリーを
共有できている組織ほど
優れたチームワークを
発揮しているものです。
なお、再発防止のためには
本人の行動特性や思考回路を
理解するだけでは不十分です。
理解したうえで、
チームとしてどう動くか、
指揮官としてうまく指示を
出さねばなりません。
失敗した本人に対しては
視野を広げさせることや
視座を高めさせることが
有効です。
ストーリー共有のしかたや
視野の広げさせ方
視座の高めさせ方について
具体的な方法が知りたい方は
ご連絡ください。
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