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t-kandou

ストレッチ目標は設定するだけではダメ

昨日は平日でしたが

スケジュールを確保し

ロング走をしてきました。


100kmのウルトラマラソン大会で

完走することを目標にしている私ですが、

昨年4月より

月1回のロング走をすることに決め、

先月まで続けてきました。


今月は先週末に予定していたのですが

天候が芳しくなく、断念。

今週末は他の予定があってできないので

月1回を継続するためには

平日しかない!ということで

スケジュールを確保しました。



昨日の目標は

自己最長距離となる75km。

途中で高低差300mほどの峠を

3回上ってやろうという

おまけ付きです。


スタートが遅かったこともあり、

3回目の峠に挑む頃には

既に日は落ち、闇の中。


平地のコースに切り替える

選択肢もありましたが、

当初に決めた目標を諦めたくはなく

ヘッデンの光を頼りに挑みました。


終盤にはヘッデンの充電も

切れてしまいましたが、

10時間半を掛けて

無事に75kmを走り切りました。



さて、昨日の私にとって

75kmというのは未知の世界。

過去の実績だけを基に考えれば

“無理”な目標設定です。


しかし、

「ちょっと頑張って

 背伸びしてみたら届きそうな目標」

です。


こういう目標のことを

「ストレッチ目標」と呼びます。


過去の実績の範囲内だけで

やることを決めていたら、

人は成長しません。

(偶然の産物としての成長は

 あるかもしれませんが…。)


かといって、

いきなり大きな目標だけを

設定してしまっても、

どう取り組んでいいのか分かりません。


そこで、

「ストレッチ目標」の出番となります。


「ちょっと頑張れば

 ここまではできるよね」

という目標を段階的に設定し、

大きな目標に近づいていけばいいのです。


100kmという大きな目標を設定し、

まずは50km、次は55km、その次は60km…

とストレッチ目標を重ねていくのです。



この「ストレッチ目標」、

「設定するだけではダメ」

とタイトルに書きました。


背伸びをしないと届かない目標ですから、

今まで通りの日常を送っていては

達成しえないからです。


ストレッチ目標を本人が日々意識し、

日々の行動変革につなげていかねば

なりません。


部下指導の場面では、

ストレッチ目標に対して

各人がどう取り組んでいるか、

折に触れて投げかけてあげるのが

効果的です。


本人の考えを尊重しつつ

軌道修正のヒントを与えていきましょう。

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