前回に続いてのマラソンネタで失礼します。
東京オリンピックの代表を懸けた最終レース、
名古屋ウィメンズマラソンで
22歳の一山麻緒選手が
日本女子歴代4位、国内大会では最高、
女子単独レースでの日本新記録となる
好記録で優勝しました。
冷たい雨の降る厳しいコンディションの中、
30km付近から一気にスパートを掛け、
最後までハイスピードで駆け抜ける
ぶっちぎりの優勝。
代表に選ばれるための設定記録を念頭に、
30kmで抜け出して独りで走り切る練習を
積み重ねてきた一山選手。
まさに「練習通り」のレースで
代表の座を勝ち取りました。
歩幅の大きいストライド走法ともあって
見ていて「強い!」と思わせる見事な走りは
今後の日本記録更新をも十分に期待させてくれました。
長らく低迷してきた日本マラソン界。
男女ともこの数年で一気に活気づいてきました。
その直接的な要因は大きく2つあります。
一つは「Project EXCEED」と銘打って
褒賞制度、奨励制度を設けたこと。
そしてもう一つはオリンピック代表選考基準を
明確化したことです。
(※もう一つ、シューズの進化もありますが
これは外的要因なので置いておきましょう。)
この2つの施策により、選手たちは
何に向かって頑張ればよいのか、
目標が明確になり、
トレーニングを計画的に進めることが
できるようになったのです。
「従業員が思うように働いてくれない」
という悩みを企業経営者や幹部の方々から
よくお聞きします。
一方、従業員の方々からは、
「自分は頑張っている」
「こんなに頑張っているのに評価されない」
と言った声をよく耳にします。
このすれ違いはなぜ起こるのでしょうか。
その答えは、
「頑張る方向性が共有されていない」
ことにあります。
経営者が求める働き方とはどういうものか、
どういうことに頑張って欲しいのか、
何を評価するのか、どういう基準で評価するのか、
そういったことが社内で共有されていないのです。
経営者・幹部として、
従業員にどう頑張って欲しいのか、
「頑張る方向性」を明確に示し、
共有することに注力していきましょう。
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