前回は「心のクセ」について
お話ししました。
最後のところで、
自分の「心のクセ」だけでなく、
周りの人の「心のクセ」の
理解にも努めましょうと
お伝えしました。
いかがでしょうか?
あなたは周りの人の「心のクセ」、
理解されてますでしょうか?
ご家族など、
身近な人の「心のクセ」は
だいたい把握できているという方が
多いと思います。
・こういうことを言うと怒る
・こういう言い方をすると反発する
・こんなタイミングで言うと逆効果
・ここを褒めると喜ぶ
・やる気のスイッチはここ
など。
職場でも
ある程度付き合いが長くなれば
その人の「心のクセ」が
分かってくるものです。
これを言ったら相手がどう反応するか、
考えてみれば
だいたい予想がつくものです。
良くない結果になると分かっていながら
言ってしまい、
予想通りであったことを確認できて
内心で喜んでいる
といったことが
意外と多いのではないでしょうか。
喜ぶポイントがずれてしまってますね。
良い結果につながって初めて喜ぶべきです。
経営者の方々とお話ししていると
従業員に対する不満や悩みを
吐露されることが多くあります。
その中でも
「何度言っても変わらない」
というのは一番多い悩みです。
「何度言っても変わらない」のは
相手の問題ではなく
自分の伝え方に問題があると
心得ねばなりません。
どうしたら良い結果につながるか
すなわち
どんな伝え方をしたらいいか
を徹底的に考え、
相手を良い方向へ向かわしめることが
自分の仕事と心得るべきです。
自分がどのような立場で
相手がどのような立場であろうと
同じです。
その仕事を達成するために、
相手の「心のクセ」を理解し、
利用していくことが大事というわけです。
「心のクセ」は一人一人異なるものです。
自分とは異なるということを念頭に置いて
頑張って相手の理解に努めましょう。
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