当初5月11日までとされていた
今回の緊急事態宣言、
案の定、延長となりました。
4月25日からの17日間で
一体何を目指しているのか、
どんな効果を見込んでいるのか、
ほとんど語られることなく、
ただ「人流を抑制する」と
繰り返されるばかり。
どれくらい抑制するのか、すら
明示されていませんでした。
目的も目標も不明確なままでは
皆がそれぞれ解釈が異なって当然。
一致団結など、できようはずがありません。
それにしても驚いたのは
「人流の減少という目的は達成した」との言。
「何の社会実験ですか」と
思わず突っ込みたくなりました。
そんなことを目的にされたら
堪ったものではありません。
この例に限らず、
手段が目的化してしまっている事例は
あらゆる場面で目に付きます。
常に本来の目的に立ち返って考える習慣を
身に付けてもらいたいものです。
話が逸れましたが、
経営においても
目的や目標を明確に設定することが
大事になります。
誰のために、何のためにやるのか、
どんな状態を目指すのか、
そのための手段として
何をどれだけするのか、
目的や手段を明確に設定し、
関係者全員で共有することが大事です。
数値化できるものは
数値化するのが鉄則。
そうしないと人はそれぞれ
勝手なイメージで捉えます。
皆だいたい分かるだろう
と思ったら大間違い。
人の思考回路や判断基準は
想像の域をはるかに超えて
皆バラバラです。
そんなバラバラな人たちを
同じ方向に向かわせるためには、
主観の入る余地のない
客観的な目標が必要なのです。
目的を共有し、
皆が一つの目標に向かって動けば
（ALL for ONE）
すさまじい推進力になります。
実現できれば
まさに大船に乗ったかのような
壮観な気分が味わえますよ。
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